世界のサラリーマン平均収入ハウマッチ?1位と日本は2倍以上の開き、日本人は働きすぎじゃない

世界のサラリーマン平均収入ハウマッチ?1位と日本は2倍以上の開き、日本人は働きすぎじゃない

これを読んでいる読者の方はおそらく会社員の方が多いと思う。

今回は気になるサラリーマンの収入を国別に比較してみた。

と言っても、Global Noteに世界の平均年収がとってもわかりやすくまとめられていたので、それを見てみたい。

日本のサラリーマンの平均年収は30か国中何位?

なぜか、「何位?」と聞かれるとがぜん気になってしまう人多いですよね。

では早速発表します。ジャジャーン!(というほどでもないが・・・)

順位 国名 収入($) 収入(万\)
1 スイス 95,002 1,140
2 ノルウェー 81,508 978
3 ルクセンブルク 79,591 955
4 デンマーク 73,959 888
5 オーストラリア 70,050 841
6 アイルランド 67,922 815
7 オランダ 60,621 727
8 米国 57,139 686
9 ベルギー 56,729 681
10 カナダ 56,518 678
11 スウェーデン 55,245 663
12 イギリス 54,350 652
13 フィンランド 53,851 646
14 オーストリア 53,091 637
15 ドイツ 48,479 582
16 フランス 47,885 575
17 イタリア 38,145 458
18 日本 37,988 456
19 イスラエル 36,109 433
20 スペイン 35,693 428
21 韓国 31,614 379
22 スロベニア 29,176 350
23 ギリシャ 24,444 293
24 ポルトガル 20,826 250
25 エストニア 17,700 212
26 スロバキア 16,225 195
27 チェコ 14,935 179
28 ポーランド 14,162 170
29 ハンガリー 13,305 160
30 メキシコ 9,306 112

ということで、18位/30か国という結果に。

1位を見ると、スイスとなって日本円換算で1,140万円。日本が456万円なので、スイスは日本の収入平均の軽く2倍以上の収入となる。

上位にはほとんどヨーロッパの国々が並んでいるところ、スペインが20位となって日本より収入が低いことが少し意外だ。

また、アジアの金融センターであるシンガポールがランクインしていないのも気になったが、国全体の収入平均なので、やかり格差があるということだろう。

収入が高いからといって生活水準が高いとは限らない

これだけ見ると、「うわースイスとか北欧とか、いいなー!」と思う人もいるかもしれないが、収入が高いからと言ってイコール生活が豊かで楽々♪なんてことはない。

生活必需品の価格が高ければそれだけ支出も増えるので、要は物価が重要だということだ。

1位のスイスでは、日本では150円程度で買えるジュースが500円程度と3倍以上の値段だ。また、ヨーロッパは税率も高いので、それだけ支出は高くなる。

どれくらい働いて得ている収入なんだろうか

かつて日本がはなばなしいバブル真っ盛りだったころ、きっとみんな、がむしゃらに働いて、がむしゃらに遊んでいたようなイメージがある。「24時間働けますか?」みたいなキャッチコピーもその表れだろうね。

じゃあ今はみんなどんだけ働いてるんだろうか?

これもまたOECD発表の世界の労働時間平均のデータがあったので見てみたい。

順位 国名 労働(h)
1 メキシコ 2,226
2 韓国 2,163
3 ギリシャ 2,034
4 チリ 2,029
5 ロシア 1,982
6 ポーランド 1,929
7 イスラエル 1,928
8 エストニア 1,889
9 ハンガリー 1,886
10 トルコ 1,855
11 アメリカ 1,790
12 スロバキア 1,785
13 チェコ 1,784
14 イタリア 1,752
15 日本 1,745
16 ニュージーランド 1,739
17 カナダ 1,711
18 アイスランド 1,706
19 ポルトガル 1,691
20 オーストラリア 1,685
21 フィンランド 1,679
22 スペイン 1,666
23 イギリス 1,654
24 スウェーデン 1,621
25 スイス 1,619
26 オーストリア 1,576
27 ベルギー 1,572
28 スロベニア 1,537
29 アイルランド 1,529
30 ルクセンブルク 1,509
31 フランス 1,479
32 デンマーク 1,430
33 ノルウェー 1,418
34 ドイツ 1,393
35 オランダ 1,384

日本は15位/35か国です。これをどう見るのか?

筆者としては、「破綻したギリシャより働いてないやんけー!」というのが最初の印象。

それ以外は、アメリカや韓国はやはり結構働いています。

日本人はワーカホリックだとか、家庭をあまり大事にしないで仕事ばかりしている、みたいな印象をかつて海外の人から持たれていたと思うんですが、今の日本はまったくそんなことはありません。

むしろ、「お前働きすぎだからさ、もうちょっと休みなよ」と甘い言葉に乗せられて休憩してしまっているお人よしのようですらあります。

こうして日本人が騙されて休憩している間に、お隣の韓国やウォトカ大好きなロシアの方が働いています。

このことから、やっぱり日本人はもっと働いてもいいと思う今日この頃です。

※もちろん、たくさん働いている方もいます。あくまでも、平均値をみての感想です。

収入の額よりもどういう生活を送りたいかということが重要

世界のサラリーマン平均収入
Photo by frank mckenna on Unsplash

どちらかというと、働きたい人はもっと働き、働きたくない人はそこそこに働いてギリギリ食っていければいい、そんな選択肢があればいいのになと思います。

ガンガン残業して、どんどん仕事覚えて、ばりばり出世したい若人がいたっていいじゃないですかー。

趣味が生きがいの釣りバカ日誌浜ちゃんみたいな、生活は豊かじゃなくてもいい、そんな人がいてもいいじゃないですかー。

趣味もない、学ぶこともない、社会貢献もしない、ただ働きたくないから労働時間短い方がいい、でも給料は高い方がいい、とかいうのはダメです。選択肢になりません。

自分の仕事の生み出す価値が高いから、収入が高くて、よって労働時間が少なくても問題ない、そんな人生が理想だな、と思うのでした。