世界のスタバ価格ランキングからビッグマック指数を検証してみる
本当は、このネタはあんまり書く気はなかったのだが(世の中にいっぱい転がっているので)、世界のサラリーマンの平均時給を出してみたあたりから、ちょっと書いてみるか、という気持ちに。
世界のスターバックスラテ グランデサイズの価格
というわけで、早速実際の価格を見てみたい。なお、データは2016年のもので、こちらのサイトに掲載している『WHAT A STARBUCKS LATTE COSTS IN 30 COUNTRIES』ものを参考にした。世界30か国のスターバックスラテ グランデサイズの価格をドル換算しているものです。
画像によると、日本は4.58ドルでアメリカの5.08ドルなので、約1.1倍。
ビッグマック指数のもとになっているビッグマックは、『世界のビッグマック値段はいくらか?ビッグマック指数なんかで比較しなくても日本は物価が安いよね』の記事によると、日本376円でアメリカ594円なので、約1.6倍。
おや?ビッグマック指数でみるよりも、スタバのカフェラテについては差がない。
でもまて、ちょっとおかしいくないかな。
元データが間違っている可能性
今回カフェラテの値段を比較するにあたって元としたデータは、かなり有名なもので、少し調べてみるとかなりのサイトでも紹介されたり、これをもとに記事が書かれていたりします。
ところが、やっぱりこのデータがおかしい。
どういうことかというと、日本のカフェラテグランデサイズが4.58ドルって高くね?ってことです。
現在のドル円レート112円で計算してしまうと4.58ドル×112円=513円くらいとなってしまいます。ところが、現時点の本当の日本におけるグランデラテの値段は410円ですので、100円近く実態から乖離してしまいました。
為替レートの影響か?いやそうじゃなさそうだ
これは為替レートの変動によるものなのだろうか?
この画像データは、2016年2月時点のレートでドル換算されていると書いてあるので、2016年当時のドル円レートを確認してみると、1ドルは115円前後。カフェラテグランデサイズが4.58ドルということは約513円。
違うよね、やっぱり(笑)。
ということで、この元データになっている数値は間違っているのではないかと思うわけです。
他のサイトではそういう指摘がなかったのだが、うーむ。。。
ということで、ビッグマック指数と比較すると、データの間違いらしきものも分かりましたね。
ビッグマック指数、一応役に立ちました(笑)
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